2016-08-05

capybaraとseleniumを使ってrubyでできてないwebサイトのテストをする

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普段はrailsを使っているのでrspecを使ったテストを書いているのですが、このテストを既存のrubyを使ってないwebサイトの試験に使ってみることを試してみました。

前提は以下のような感じです。
・テストはWindows上でInternetExplorerを利用して行う
・データベースはMS SQL server
・webサイトはASP.Netで書かれている(htmlを出力しているなら言語は問わないはずです)
・テスト用のデータベース、webサイトを専用に用意する
 ※今回database_cleanerを利用しているので既存データがあったらごっそり消えます。

windows環境でrubyが使えるようにする手順は省略します。
bundlerとrspecをgem installして利用できるところまでは準備してください。


まずInternetExplorerをseleniumで利用できるように準備します。
IE用のドライバを以下から取得します。
http://docs.seleniumhq.org/download/
ダウンロードしたzipファイル内の
IEDriverServer.exe

c:\ruby\bin
などのパスが通っているフォルダに配置してください。
そしてIEの設定を確認します。
インターネットオプション
セキュリティで
各ゾーンの
保護モードを有効にする
のチェック状態をすべてのゾーンで同じにするように設定しておく必要があります。


ここからテストプログラム用の環境を作っていきます。
ちなみに、ここから作成するファイルの文字コードはすべてUTF-8です。

まず適当なフォルダを作成して、その作成したフォルダ内で以下を実行します。
rspec --init

フォルダ内にGemfileを準備します。
Gemfile

必要なgemをインストールするためフォルダ内で以下を実行します。
bundle install


rspec設定ファイル(.rspec)を作成します。
.rspec

フォルダ内にconfigフォルダを作成して、その中にデータベース接続設定ファイルを作成します。
config/database.yml

フォルダ内にspecフォルダを作成して、その中にspec_helperを作成します。
spec/spec_helper.rb

データベースのデータにアクセスするためのActiveRecordモデルを作成します。
specフォルダ内にmodelsフォルダを作成して、ここにrailsと同じようにモデルを作成します。
ここではItemクラスを例として作成しています。
spec/models/items.rb

データベースにテストデータを登録するためのFactoryGirlの設定を作成します。
specフォルダ内にfactoriesフォルダを作成して、この中に作成します。
上記のItemクラスに設定する値を例として作成しています。
spec/factories/items.rb

これらの準備ができたらspecフォルダ内にspecファイルを作成します。
spec/sample_spec.rb

テストの実行は作成したフォルダの一番上(Gemfileがあるところ)で以下を実行します。
rspec


こんな感じでとりあえず、データベースにテスト用データを突っ込んで、毎回データベースを初期化するための環境ができあがります。


今回のフォルダ構成をまとめると以下のような感じなります。
+-config
| +-database.yml
+-spec
| +-factories
| | +-items.rb
| +-models
| | +-items.rb
| +-spec_helper.rb
| +-sample_spec.rb
+-.rspec
+-Gemfile
+-Gemfile.lock


以下のサイトが参考になりました。
http://kakakakakku.hatenablog.com/entry/2016/01/09/142221